このお題にチャレンジしようと◯◯に当てはめるテーマを考えてみたのですが、イマイチ手頃なものが思いつきませんでした。なのでいっそのことテーマを「森羅万象」としてこの世のありとあらゆる物質物体概念事象の中から私の好きなものを10個挙げてみたいと思います。
1.空きコマ空き教室での駄弁り
次の授業まで時間がありなんとなく手持無沙汰というときに友人と空いている教室に飛び込んで他愛もない話で暇をつぶすあの時間。学業に勤しむ、サークル活動に励む、趣味を満喫する、色々な経験を積むなど大学生には様々な"充実している瞬間"があるが、結局、社会人になって「大学生活における一番戻りたい"瞬間"」を考えたらこれになると思う。
2.エストニア国旗
エストニア共和国そのものであったりエストニアの文化であったりにはとりたてて惹かれているわけではないけれど、エストニア国旗だけはやたら魅力的に感じる。横3分割型という大変シンプルな構図でありながら青黒白という強さと美しさを兼ね備えた絶妙な配色がエストニア国旗の造形物としての完成度を高めている。
3.カツ丼
より正確には卵とじのトンカツ丼。好きな食べ物ランキング第1位が好きな森羅万象10選にノミネート。家族や友人に何食べたい的な質問をされる機会は少なくないが、空気を読まなくていいのなら毎回「カツ丼」と答えたいくらい。ウィキペディアの「豚カツとタマネギを醤油味の割下で煮込み、卵とじにして、米飯にのせた料理」という文言があまりにも空腹をもたらす。
4.救急車のために道を空けるみんな
道を空けるみんなも道を空けてもらって急行を続ける救急車もすべてをひっくるめた全体の様子も全部好き。顔も名前も知らぬ誰かのためにその場にいる全員が一体となる姿を見ると人間の善い面が表出したようで心がジーンとなる。涙もろい人間なので本気出せば多分泣ける。「法を遵守して道を譲ってるだけでは?」は禁句。
5.記録を見ること
「新記録」の意ではなく単に「記録」。毎日の歩数、ゲームの進捗、学業成績などその重要度や記録スパンはあまり関係なく、とにかく"積み重ねられた記録"を見ることに喜びを感じる。とりわけ自分で記録したものに関してはより強い恍惚を覚える。ブログをやっているのも記事という記録を積み上げるためという側面が大きい。
6.金曜日
土曜日でも日曜日でもなく金曜日。休日そのものも大好きだが、私の場合は"もうすぐ休み"の方が好きらしい。小学生の頃は長期休暇前の半日授業(いわゆる短縮日程)とかも本チャンの夏休みよりテンション高かった覚え。金曜日の夜はできることの幅が広がるのはもちろん、「明日は仕事(学校)だ」という負の感情を抱えずにそれらに取り組めるという点でも優秀。
7.「こいつ…どうやってここまで来たんだ!?」
進撃の巨人に登場する台詞およびそのシーン。今年の4月に書いた「進撃の巨人が完結」という記事でも取り上げたシーンで、私の『進撃の巨人』という作品に対する認識を大きく変えてくれたシーン。そういった作品と接する上での転換点となったという意味でも、また、単純に不気味な奇形巨人の絵にどこか惹かれるという意味でも好きな森羅万象に食い込むくらいには好き。
8.二度寝落ちるか否かの瀬戸際
休日など正式に二度寝をかまそうとする際にウトウトが本格化してくるころのこと。布団に入りながらスマホをボーっといじりつつ寝落ちを待つというスタイルで、意識が朦朧としスマホから入ってくる情報が断片的になりだしたくらいが最も幸せ。平日であれば「いかん!起きねば!」と無理矢理起きるところをそのままトロトロと寝落ちしてしまうあの感覚は代替不可能。
9.年末
前提として「冬が好き」というのが存在する。冷えた外気とは遮断された暖かい室内でコタツに入りつつみかんを食べる。テレビからは冬という季節を感じさせるような番組が流れておりそれを見ながら「今年ももうすぐ終わりか~」などと物思いにふける。冬のそんなところが好きなのだが、これらが最高のパフォーマンスをもってあらわれるのが年末というだけのこと。
10.松中信彦
オチなどない。最後まで淡々と50音順に列挙。最も好きな野球選手。キャリアハイは.358/44本/120打点の言わずと知れた平成唯一の三冠王。実は全盛期は記憶にないのだが(当時幼稚園児)、この圧巻の数字と各所の話とをすり合わせて浮かび上がる全盛期の松中像はまさに"無敵"の2文字で形容されるのだろうと推測。ここに惚れる。
以上となります。いい感じにジャンルが散ったのでテーマを森羅万象に設定した甲斐がありました。「森羅万象」というテーマ選定自体は正直ややふざけましたが、そこからの好きなものノミネート作業はごくごく真面目です。救急車うんぬんも大真面目です。
1.空きコマ空き教室での駄弁り
2.エストニア国旗
3.カツ丼
4.救急車に道を空けるみんな
5.記録を見ること
6.金曜日
7.「こいつ…どうやってここまで来たんだ!?」
8.二度寝落ちるか否かの瀬戸際
9.年末
10.松中信彦
他にも「散髪後1週間」とか「浪人生活」とかシンプルに「YouTube」とかありましたが、惜しくも10選には選ばれず。これらについてはまたどこかの機会で話せたらなと思います。