あけましておめでとうございます
私が昨年最後に成しえたことは十干を覚えることです。小学生の頃に「甲乙つけがたい」という表現から甲と乙を知り、中学生か高校生の頃に漢文訓読で「甲乙丙丁点」に出会い丙と丁を知り、丁より後ろは知らないままでした。「戊辰戦争」とか「壬申の乱」とか断片的に目にすることがあった程度。
ただ、大学の授業の中で五行思想について触れたことがあったため、中途半端に「きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ…」という訓読みだけは知っているというやや特殊な状況。その中途半端さが気持ち悪かったので年末駆け込みで漢字と音読みを暗記しました。ぶっちゃけ、たったの6文字だから小テスト前の休み時間くらいの感覚で覚えられた。
そして年は明けて2022年。無事私は寅年ではなく壬寅の年を迎えることができました。十二支のみならず十干もわかれば「還暦」という言葉の意味も自然と見えてくる。何の役に立つわけでもないですが、こうやって知識がつながると面白いですよね。今後も"草がわかるのってすごく自分がうれしいな精神"を忘れずに色々なことを学んでいけたらなと思っております。どうか「学び」カテゴリーでお付き合いください。中学生の感想文みたいな文章になってしまいましたがギアが入らなければ大人でもそんなもんです。今年もメリハリをつけた変速で皆さん頑張っていきましょう。
『天水』1巻第5話より
